essay

ミラキュラスとは?REFLEKDOLLとDESPERADAからの随想

2019年9月・・・フランスのバカンスも終わったのでしょうか?
終わったと同時に怒涛の新作リリースにちょっとびっくりですよね。

さて、今回は9月3日と9月5日にリリースになったものからのエッセイです。
SEASON3のネタバレ含んでいますので、日本語版で楽しみたい方は回れ右してくださいね。

2019年9月(september)の新作放送予定はこの通りです。
※後日、放送時間が変更になる場合もあるのでご注意ください。

  • REFLEKDOLL(英国:9/3-04:00)
  • DESPERADA(英国:9/5-04:00)
  • STARTRAIN(英国:9/9-04:00)
  • LADYBUG(加国:9/10-05:30)
  • FEAST(加国:9/17-05:30)
  • Ikari Gozen(family_channel:9/18-05:30)



このお話しが楽しめたら、【】をクリックしていただけると、次回のお話しへのやる気に繋がります。

今回はアドリアンの暴走劇的なシーンも多かったです。
でも、個人的に気になったところはミラキュラスの能力。
これ、誰にでも付けられるものかと思っていたのですが・・・そうでもないようです。

マスターフーとマスターが話し相手にしているクワミのウェイズ。

ウェイズ
ウェイズ
いい子たちを選びましたね
マスターフー
マスターフー
そうじゃろう

この会話では性格がいい子が付ければ、その結果が付いてくると思っていました。
でも、そうでもないようです。
ミラキュラスに対して、それなりに適性があるようなのですね。

ヨーヨーを操るには一定のコツが必要?しょっぱなは誰でも苦戦するもの。

レディバグもヨーヨーを始めて手にした時は、無意識でシャノワールの頭にポコンと落していましたよね。
今回、ミスターバグになったアドリアンも、うまく操れず、自分の頭にポコンと落していました。
単純にヨーヨーを操るのは簡単なことではないのかもしれません。
ただ、振り回しているだけなのにね。

いや・・・もしかしたら、アドリアンの頭にヨーヨーを引き寄せる何かが入っているのか?なんて思ってしまったり。
そういや、インスタグラムではアドリアンの頭にてんとう虫が止まってましたよね。
太陽のように輝く金色の髪・・・てんとう虫をとりこにする髪なのかもしれませんね。

管理人
管理人
しかし、まんまアドリアンだったのに、レディ・ノワール気が付かなかったのかねぇ・・・。
ホント、マリネット、猪突猛進型。

マリネットの適正能力が恐ろしいほど高い?

レディバグに変身しても、レディノワールに変身しても、ミラキュラスの力を存分にしようしているようにみえるマリネット。
ミラキュラスとの相性がとてもよいのか、それとも、ミラキュラスを代々守ってきた中華系の血が適正能力を高めているのか・・・。
色々考えてしまいますよね。
個人的に思ってしまった事は、女性だから適正能力が高いのではないかと考えています。

先日読ませて頂いた本を参考に考えてみます。
その本は2008年ごろ日本人の方が執筆された本なのですが、フランスではだんだん男性が排除されていく社会がつくられていると言うのです。
男性が・・・と語弊があるのかもしれません。
男的な思想というのが正しいのかな?
昭和的な発想で言うと、大黒柱であるのが父親であり、家族はその父親の顔色を窺いながら団欒を作ると言うのが、男的な主張の骨子だとしましょう。
現在のフランスではそれがありません。
そう、ガブリエル・アグレストみたいな父親は現在のフランスにとっては節滅危惧種に近い存在。
そして、徐々に高く評価されていっているのは女性の存在。

ガブリエルが女性を評価していないというと語弊はありますが、今のフランスでは女性が働きやすい社会となればなるほど、家族の幸福度が上がると言う状況でもあります。
日本でも女性が働いているのだから、幸せなのではないか?
そう思われる方がいるかもしれませんが、日本とフランスでは圧倒的に異なるのが税金と福祉。
簡単に説明すると、フランスは働いた金額における納税額が日本よりも高いです。
しかし、その税金は大学まで卒業できるだけの子どもの学費になります。
驚くことのひとつとして、早期退職後(その本の中に書かれていた男性の年齢は50代以上でした)に赤ちゃんを作って育てても、その赤ちゃんは大学まで卒業できるのです。
日本では・・・出来ない話です。
(秋田県で実施しようとした過去がありますが・・・増税反対の波に押されて実現はされませんでした。
きっと、小さなエリアでそうなのだから、日本全国でも無理な話のひとつなのだと思います。)

ミラキュラスはフランスのアニメ。
女性が時代を育んでいくことをひとつのメッセージとしているのかもしれませんね。
そして、男性・・・シャノワールのように、愛を囁いても何度も振られているにも拘らず、ひたすら支え続ける先に未来があることも一種のメッセージなのでしょう。
ミラキュラスが世界の方に一定の支持があるという事実も・・・このような二人の関係を支持されているのかもしれませんね。



ミラキュラスには一定の適正能力がある?

スネークのミラキュラス。
アドリアンがスネークのミラキュラスを使用し、24900回レディバグを救えなかったと告白したこの回。
その回数含め、アドリアンのレディバグへの強い想いが分かったわけですが・・・ミラキュラスが誰でも使用できるのに対し、そのミラキュラスが持つ力を誰もが存分に発揮できるかというと、そうではないのだという視点が今回露呈します。

まぁ、アドリアンの場合、ひとつのミラキュラス(黒猫)を自身の体に付けたまま、スネークのミラキュラスを使うということが最大のNGだったのかもしれません。
指輪のミラキュラスを外して、腕輪のミラキュラスだけにしたら・・・解決策も出てきたのかもしれませんね。

しかし、24900回行ったアドリアン本人は良いですが、付き合わせれて悪いくじを引いたのは、溜息ついていたプラッグかな・・・なんて思いました。
それでも、アドリアンのちょっと歪んだ性格に付き合うプラッグもいいパートナーだなと感じてしまいますね。

【まとめ】ミラキュラスの適正能力は持ち主の能力に反映する。

ミラキュラスという名前の通り、身に付けるものは奇跡を呼び起こす。
よって、ちょっと浮ついた心でミラキュラスを身に付けると、その力は開花しないのではないかな・・・と思います。

今回、REFLEKDOLLではこの現状を、パリを救いたいという気持ちでプラッグのミラキュラスをとってレディ・ノワールに変身したマリネット。
一方、プラッグの指輪をマリネットが使ってしまったために、ティッキーが持っていたミラキュラスを付けざるを得なかったアドリアン。
一度はやってみたかったんだよねという言葉から、パリを救うことより、変身願望が強い(もともと、アドリアンは、ほぼ家に軟禁されている日常が嫌という点がある)アドリアンでは、ミスターバグとしての能力を全部使い切れていない結果が出てきた。

さらに、DESPERADAではレディバグに指名されたことを悦び、シャノワールに変身していたのを解いて、レディバグの前に馳せ参じる始末。
パリを救うことじゃなく、レディバグに指名され、一緒に動けることがアドリアンの中で優先事項となっていた。
(レディバグが、アドリアンを選んでしまったことについては今回触れない。)
(レディバグが、アドリアンという人間を見抜けていないことについても今回触れない。)
アドレディファンには申し訳ないが、本当に残念なお話だったと思うが、アドリアンのレディバグ愛は、パリの危機すら気にしないという彼の純粋な愛には苦笑してしまった。

やっぱり、アドリアンにはプラッグのような軽い性格のクワミにしか合わないんじゃないかと思う。
そう考えると、根は真面目なんだけど、浮ついた心を普段隠しているアドリアンは、役者だなと思ってしまう訳です。

では今回はここで、bugout!